業務において、会社側が把握・許可していないIT機器や、クラウドサービス、アプリなどを指す「シャドーIT」。メタップスが行った調査で、大企業に勤務するビジネスパーソンの2割が「シャドーIT」を使った経験があることが分かった。
ではなぜシャドーITを利用するのか。理由のトップは「利用することで生産性の向上が見込めるから」(41.7%)だった。2位に「特に問題はないと思った」、3位に「会社で利用しているサービスが非効率だから」と続いた。
具体的にどんなサービスをシャドーITとして利用しているかを尋ねたところ、コミュニケーションツールやクラウドストレージ、翻訳ツールなどが挙がった。
シャドーITを生産性のために利用するビジネスパーソンがいる一方で、7割以上が「生産性よりも安全性を重視する」としている。その理由は「安全が侵されると、結果的に生産性が落ちるから」「万一のことを考えた場合責任が取れない」といったものだった。
一方で、「安全性よりも生産性を重視する」と答えた3割に理由を聞くと、「安全性を求めすぎると生産性が失われる」「生産性が弊社では評価基準」「生産性を上げていかないと仕事が終わらない」といった回答があった。
本調査は8月8日、従業員1000人以上の大企業に勤務する656人(IT企業320人、非IT企業336人)にインターネットで実施した。
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