NTTレゾナント(東京都千代田区)は10月25日、従来より一貫性のある会話ができる「人格保有型AIキャラクター」を26日に開幕する「第13回 Japan IT Week秋」(10月26〜28日、幕張メッセ)で初めて公開すると発表した。メタバース空間やオンライン会議などに活用できるという。
会話の履歴を長期かつ時系列で保持するアルゴリズムを新開発。過去の対話や話し相手のプロフィール(年齢、居住地、趣味嗜好など)に応じた返答をすることで両者の人格や関係性に沿った会話になるとしている。これまでのユーザーIDを基に人格を学習する手法や人格情報を記載した定型文を参照するといった手法に比べ、応答選択の精度が高いことが分かっているという。
NTTレゾナントは今回の技術をAIを活用するAPI群「AI suite」に導入。単調になりがちなNPC(Non Player Character)との会話を、より自然で多様なものとし「NPC同士のイキイキとした会話でメタバースなどを活性化」する考え。集客にもつながるという。
Japan IT Weekの会場では新技術の応用として、1)メタバース空間などの受付や案内を行う「AIコンシェルジュ」、2)オンライン会議参加者の感情や集中度などをリアルタイムで検出する「オンライン会議センシング」、3)AIとのロールプレイによりユーザーの会話の特徴を定量評価する「AIとのロールプレイ診断」、4)既存のオンライン会議ツールと連携し話者の感情分析等を行う「オンライン会議ツールとのAPI連携」のデモンストレーションを行う。
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