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「AI岡田斗司夫に適当なことを喋らせよう!」 本人公認の無料ジェネレーター公開 「ひろゆきAI」に続き

» 2022年11月08日 12時00分 公開
[吉川大貴ITmedia]

 AI音声合成サービスを提供するCoeFont(東京都港区)は11月8日、評論家として知られる岡田斗司夫さんの声を再現したAIに、好きな文章を読み上げさせられるジェネレーターを公開した。利用料は無料。同社の技術を周知する取り組みの一環という。

 ジェネレーターには140文字までの文章を入力可能。音声は、岡田さんの写真を紙芝居のようにつなぎ合わせたmp4形式の動画と一緒に出力する。声の再現に当たっては、岡田さんに音声を収録し、AIに学習させた。

 同社が提供するAI音声合成プラットフォーム「CoeFont」でも、岡田さんの声を無料で利用可能にした。同サービスは、ユーザーが自分の声を合成音声化して提供できるプラットフォーム。声優の森川智之さんや西村博之(ひろゆき)さんも自身の声を合成音声化して提供している。

 音声は、ユーザー自身がCoefont上で販売することも可能。ただし岡田さんについては、本人の許可が得られたことから無料での提供になったという。

 ジェネレーターで生成した音声はSNSでのシェアのみ可能。CoeFontで生成した音声については、同サービスのビジネス向けプランに加入している場合のみ、案内音声やオーディオブックの作成といった商用利用を認める。

 CoeFont社は9月、ひろゆきさんの声を使ったジェネレーターを公開。使った様子をSNSでシェアする人などが相次ぎ、「ひろゆきAI」がTwitterトレンドに入るなど話題を集めた。岡田さんの声を再現したAIを公開した経緯については「ひろゆきさんから紹介があった」(CoeFont社)としている。

photo 岡田さんがCoeFontに宛てたコメント

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