イラストレーターの天野喜孝さんの作品世界に入り込めるというVRプロジェクトと、オリジナルアートNFTがそれぞれ、天野さんの生誕70周年を記念して企画された。日テレWandsとNPG東京エージェンシー、天野喜孝氏のマネジメントを手掛けるエムズマネジメントオフィスが展開する。
VRプロジェクトは「天野喜孝VRミュージアム-Yoshitaka Amano VR MUSEUM-」で、このほどティーザーサイトを公開した。
Final Fantasy(FF)シリーズの展示エリア「Crystal」や、Candy Girlシリーズの展示エリアを設置する予定。「Crystal」では、タイトルごとに異なる幻想的な世界を再現する計画だ。公開後もさまざまなエリアが増える予定。iOS、Android、Meta Quest 2、Steamに対応する計画。
天野さんは「作品作りの際には立体的なイメージを持って描いているので、元になる絵を描いた時の想いが、展示空間に新たな作品となって現れ、想像の産物だったバーチャルリアリティが、感動を伴って体験できる時代になった」などとコメントしている。
また、オリジナルNFTアートコレクションプロジェクト「ZIELCHAIN」(ジール・チェイン)を2023年冬に始動する計画も発表した。「Web3.0時代のコミュニティで共創する新しい作品の創造を通じて天野喜孝の魂(ZIEL)を伝播(CHAIN)する」ことが目的という。
具体的な姿は明らかになっていないが、コミュニティの参加者とともに作品を共創し、メディアミックスやコラボなどにもコミュニティが参画することを想定。天野さんとさまざまなクリエイターとの共演の機会も作るとしている。
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