Twitter社がイーロン・マスク氏に買収されたことで、連日右へ左へとTwitter情勢が揺れ動いている。一時は「Twitter終了」がTwitterのトレンド入りするなど、不安な状況が続く。
今までも「これはTwitter以外のSNSに移動するべきかもな……」と思う人が続出することが何度かあったが、その移動先としてよく挙がるのが「Mastodon」だ。本記事では、改めてMastodonとは何か、どうやって始めるものなのかを解説する。
MastodonはTwitterのように短文を投稿できるSNSだ。「インスタンス」という概念が特徴的。Mastodonはオープンソース化されており、ユーザーが自由にインスタンス(サーバ)を立てられる。Twitterは「Twitter」という名前のSNSが1つあるだけだが、Mastodonには「mstdn.jp」「Pawoo」「Vocalodon」といった複数の“インスタンス”がある。
例えば、mstdn.jpは当時(2017年)大学院生だった「ぬるかるさん」が開設。日本のユーザーが集う場になった。Pawooはピクシブが開設したイラストなど創作特化型のSNS、Vocalodonはボカロ好きな人やボカロPなどが集まるSNSになっている。
ユーザーはこれらのインスタンスの中から自分の趣味や生活に合ったインスタンスを選んでアカウントを作ってコミュニケーションしていく。
どのインスタンスでもアカウントの作り方はほぼ同じ。トップページでメールアドレスとパスワードを設定してメール認証。プロフィールなどを入力すればアカウント完成だ。
Mastodonには3つのタイムラインがある。Twitterのホームと同様、フォローしているユーザーの投稿が流れる「ホームタイムライン」の他に、インスタンスに参加する全員の投稿が流れる「ローカルタイムライン(LTL)」、他のインスタンスの投稿も表示される「連合タイムライン」だ。基本的にはホームタイムラインかLTLを見ることになる。
タイムラインに短文を投稿することを「トゥート」という。Twitterとほぼ同じで、文章を書いて「トゥート!」ボタンを押せば投稿できる。1トゥートの文字数制限は500文字。かなりの文章を一気に書き込める。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR