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SNS「Mastodon」に再注目 Twitter情勢不安で 使い方や雰囲気を解説(2/3 ページ)

» 2022年11月22日 17時00分 公開
[谷井将人ITmedia]

星形の「お気に入り」機能や投稿の編集機能も

 ちなみに、Twitterの「いいね」に相当する機能は「お気に入り」で、アイコンは星形。他にもリツイートに相当する「ブースト」機能やブックマーク、ミュート、投稿の編集機能なども備えている。

photo Twitterユーザーには懐かしい「お気に入り」

 投稿の際に重要なのが公開範囲の設定だ。入力画面の下部には幾つかアイコンが表示されている。左から3つ目の地球アイコンをクリックすると公開範囲を指定できる。

 「公開」は誰でも見られて、ホームタイムライン以外にも広く表示される。「未収載」は、基本的にはホームライムライン上やフォロワーにしか表示されないが、アカウントを見に行けば誰でも見られる。ツイートの仕様に最も近い公開設定といえる。

 「フォロワー限定」は自分とフォロワーにしか見えない仕様。Twitterの“鍵アカウント”に近いが、アカウント設定でフォロー制限をしないと鍵アカのようには使えない。「ダイレクト」は指定した相手のみ見られるDMのような機能だ。

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 コミュニケーションの取り方や雰囲気はインスタンスによって違うが、この公開設定を間違えていると“空気が読めない”と思われてしまうかもしれない。例えば、LTLでユーザー同士が話しているところに、見えないと思って別の話題を投稿し続けてしまうこともある。基本的には未収載に設定しておくのがいいだろう。LTLでの会話に参加したい場合に公開にするといい。

 筆者は普段VocalodonのLTLでユーザーと話しているが、Twitterとはかなり雰囲気が違う。「ボカロ関連のユーザーが、ひたすら空リプしている」ようなイメージだ。ホームタイムラインしか使わない人はまた違うイメージを持っているかもしれない。リプライに相当する機能もあるが、使うかどうかはインスタンスにもよるだろう。

 その他にも、画像や動画、音声などのメディアを張り付けてトゥートする機能や、投票機能(選択肢は4つまで)、投稿の一部を隠す「Content Warning」機能などがある。

 Content WarningはTwitterにも欲しい便利機能。指定した箇所以降の文章を隠して、表示ボタンを押さないと見られない機能で、新作映画についてネタバレせずに語り合いたいときなどに使える。

photo 「もっと見る」「隠す」ボタンで文章にマスクをかけられる

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