米Teslaは12月1日(現地時間)、ネバダ州スパークスの自動車工場で、2017年に発表した大型電気トラック「SEMI」の発売イベントを開催した。
2017年の発表段階では2019年生産開始という計画だったが、新型コロナのパンデミックなどもあり、予定より3年遅れた。
約20分遅れてスタートしたイベントに登場したイーロン・マスクCEOは「遅れてごめんなさい」と笑顔で挨拶し、SEMIは炭素排出量削減に貢献できる最も効率的で魅力的で運転しやすいトラックだと語った。
紹介された動画では、広い車内や運転席を見ることができる。運転席は中央に置き、ハンドルの左右にタッチスクリーンを配置した。
SEMIは高車軸の4つの独立したモーターで駆動し、時速0マイルから100マイル(約161キロ)までの加速はわずか20秒。バッテリーの航続距離は最大500マイル(約805キロ)という。2017年の段階で発表された価格は15万ドルからということだった(今回は価格は発表されなかった)。マスク氏は、2024年までに5万台の生産を目指すと語った。既にPepsiCoやUPS、Walmartなどから注文が寄せられている。
イベントの最後に、SEMIを発注したPepsiCoとスナックメーカーFritolayの代表者にトラックのキーの授与が行われた。
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