国立天文台は12月2日、約1000人分の個人情報を保存したUSBメモリを紛失したとして謝罪した。情報の不正使用は確認されていないが、USBメモリはいまだ見つかっていないとしている。
職員が紛失に気付いたのは4月15日。17日に上長に報告した。紛失したUSBメモリを最後に確認したのは2021年11月26日ごろだったという。保存していたデータは、国立天文台の会議資料や採用にかかる応募書類など。個人情報は最大で1048件含まれていた。暗号化はしておらず、保管場所である引き出しは施錠していなかった。
今後は最高情報セキュリティ責任者(CISO)の指導により、職員に情報セキュリティポリシーの順守を促す他、職員教育や記録媒体の取り扱い手順書の整備、USBメモリの暗号化など対策を進めるとしている。
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