ITmedia NEWS > セキュリティ >
セキュリティ・ホットトピックス

国立天文台でUSBメモリ紛失 個人情報を最大1048人分保存 最後に見たのは21年11月

» 2022年12月05日 12時15分 公開
[ITmedia]

 国立天文台は12月2日、約1000人分の個人情報を保存したUSBメモリを紛失したとして謝罪した。情報の不正使用は確認されていないが、USBメモリはいまだ見つかっていないとしている。

photo 国立天文台三鷹キャンパス(公式Webサイトより)

 職員が紛失に気付いたのは4月15日。17日に上長に報告した。紛失したUSBメモリを最後に確認したのは2021年11月26日ごろだったという。保存していたデータは、国立天文台の会議資料や採用にかかる応募書類など。個人情報は最大で1048件含まれていた。暗号化はしておらず、保管場所である引き出しは施錠していなかった。

 今後は最高情報セキュリティ責任者(CISO)の指導により、職員に情報セキュリティポリシーの順守を促す他、職員教育や記録媒体の取り扱い手順書の整備、USBメモリの暗号化など対策を進めるとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.