米Appleは12月6日(現地時間)、App Storeの価格テーブルを刷新すると発表した。日本円では、これまで160円だった最低価格は50円に引き下げられ、「60円」「70円」など10円刻みの設定も可能になった(10円刻みは2000円まで)。
自動更新に対応したサブスクリプションアプリで同日から対応。2023年春には、有料アプリとアプリ内課金で利用できるようにする。
新たな価格テーブルでは、50円〜2000円は10円刻み、100円〜1万5000円は100円刻み、500円〜4万9800円は500円刻み、1000円〜9万9800円は800円刻み……といったパターンで価格設定が可能になる。
これにより、従来の価格テーブルになかった「60円」や「170円」「1110円」なども柔軟に設定可能だ。
また、開発者からリクエストがあった場合にのみ提供する高価格帯は、最大160万円まで設定できるようにする。
今回の刷新により、価格パターンは約10倍・900種類になったという。
海外のアプリストアでも販売している開発者向けには、外国為替相場や税金が変動しても、日本円(または特定の通貨)での価値を一定に保てるツールも用意した。
Appleはこの10月にApp Storeの価格改定を行ったばかり。当時の価格改定は、円安に対応して最低価格を120円→160円に引き上げるものだった。設定可能な価格は160円、320円、480円……など約90種類で、10円単位などの細かな調整はできなかった。
今回の刷新により、相場や物価が変動した際、価格をより柔軟に変えられるようになりそうだ。
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