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Telegram、SIMなしでも利用可能に(仮想電話番号購入で)

» 2022年12月08日 13時47分 公開
[ITmedia]

 ロシア発でドバイに拠点を置くTelegramは12月7日(現地時間)、これまでSIM内蔵端末からのサインアップが必須だったメッセージングサービス「Telegram」で、SIMなしでもアカウントを作成できる機能を追加したと発表した。

 telegram 1

 Telegram創業者のパーヴェル・デュロフ氏が11月に立ち上げた分散型オークション プラットフォーム「Fragment」でサインアップ専用の仮想電話番号を購入し、それを使ってサインアップする。FragmentはToncoin(TON)ベースで、これまではTelegramで使うユーザー名のオークションを展開してきた。

 TONのウォレットを作り、これをFragmentのサイトにリンクすれば、仮想番号を購入できる。ランダムな番号であれば9TON(本稿執筆現在、約2300円)で購入可能だ。

 telegram 2 Fragmentの仮想番号マーケット

 この番号はTelegramのサインアップにしか使えないが、携帯番号を厳重に管理したいユーザーにとっては便利だろう。

 Telegramは6月には有料のサブスクリプションサービス「Telegram Premium」を立ち上げている。デュロフ氏は自身のTelegram投稿で、Telegram Premiumの加入者は100万人を超えたと語った。

 「ユーザーを収益のためのツールとみているアプリもあるが、われわれは収益をユーザーのためのツールだとみている」(デュロフ氏)

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