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今年最後の天体ショー「ふたご座流星群」は14日が見頃 関東中心に「バッチリ見える」 ライブ配信も

» 2022年12月13日 19時15分 公開
[本田亜友子ITmedia]

 12月13日の夜から15日未明にかけ、三大流星群の1つ「ふたご座流星群」が見頃を迎える。ウェザーニュースによると、東日本や西日本の太平洋側では雲が少なく、晴れて「流星観測には好条件」。関東を中心に「バッチリ見える」という。

14日夜の天気予報(出典はウェザーニュース)

 ふたご座流星群の活動は13日夜から15日未明まで活発になるが、国立天文台によると流星が最も多く見られるのは14日の午後10時頃。深夜には明るい月が昇るため、14日の夜半前(午後9時から15日午前0時)が月明かりの影響が少なく、観測におすすめの時間帯という。

 流星群を観察する際は、なるべく空の広い範囲を見渡すようにし、屋外の暗さに目が慣れるまで最低でも15分ほどは観察を続けること。国立天文台は「たいへん寒い季節ですので、寒さ対策をしっかりおこなってください。事故に遭わないように十分注意し、マナーを守って観察をしてください」と注意喚起している。

14日午後10時頃の東京の星空 ふたご座から放射状に流星が出現する(出典は国立天文台)

 ウェザーニュースは14日の午後9時からYouTubeチャンネル「SOLiVE24」で「ふたご座流星群LIVE2022」を配信する。全国5地点を中継で結び、どこの地点が一番流星が流れるかを予想する「ふたご座ダービー」も開催する。

 ふたご座流星群は、出現する流れ星の数の多さから1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」とともに三大流星群の1つに数えられる。毎年ほぼ一定して多くの流星が見られる“年間最大の流星群”であり、ピーク時に夜空の暗い場所で観測した場合、1時間あたりに見られる流星の数は40〜45個といわれている。

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