Twitterのサードパーティアプリからの接続に1月12日(現地時間)から問題が発生している件について、米The Information(リンク先は要購読)は14日、米Twitterによる意図的な接続停止だと報じた。独自に入手したTwitterの社内Slackの書き込みに基づくとしている。
社内Slackのあるチャンネルにエンジニアの1人が「サードパーティアプリの一時停止は意図的なものだ」と投稿したという。
また、13日の朝には、ある製品マーケティング担当マネジャーが、説明の準備を始めた(started to work on comms)と投稿したという。ただ、これが社内への告知なのか公へのものなのかは不明で、いつごろ実行するのかも分からないとしている。また、サードパーティアプリの一時停止の目的についても不明という。
Twitterの公式アカウントもイーロン・マスクCEOも、本稿執筆時点でこの件について何もツイートしていない。
Twitterrificなどのサードパーティアプリの公式アカウントはそれぞれに「Twitterがサードパーティアプリからのアクセスを無効にしてから36時間経った。何が起こっているかについての公式発表はまだない。ユーザーの皆さんにご不便をおかけし、お詫び申し上げる」などとツイートしている。
Tweetbotを手掛けるTapbotsはアクセスを停止された後、別のAPIを使うことで一時的にアクセスを復活させていたが、それも再停止された。
同社の共同創業者ポール・ハダド氏はMastodonに「これで、この問題が意図的なもので、われわれが標的であることがはっきりした。(中略)まあ、もっと小規模だがずっといい環境に移行するまでだ」と投稿した。
Tapbotは現在、TwitterからMastodonに移行するユーザーのためにMastodonアプリ「Ivory」を開発中だ。
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