Zホールディングスとグループ企業のヤフー、GYAOは1月16日、動画配信サービス「GYAO!」と関連サービスを3月31日に終了すると発表した。配信コンテンツのうち、いくつかはネット上で視聴する手段がなくなる。
GYAO!で見逃し配信を行っている冬アニメ(1〜3月期放送)では、最終話が配信できない作品も出てきそうだ。16日時点で「吸血鬼すぐ死ぬ2」「ブルーロック」「魔王学院の不適合者 II」など13作品で可能性があるという。ヤフーは代替サービスとして民放公式見逃し配信「TVer」を挙げている。
代替視聴手段のないコンテンツもある。GYAO!オリジナル番組の「木梨の貝。」「木村さ〜〜ん!」などはサービスと同時に終了。テレビ東京の深夜番組「そこ曲がったら、櫻坂?」のようにGYAO!が独占配信している番組もネット上で視聴する手段はなくなる。
ヤフーは「IPホルダーさん(権利者)側で継続する手段を講じることはあるかもしれないが、現時点で決まっているものはない」と話している。
GYAO!と同時にサービス終了を発表した「GYAO!ストア」では、映画などの新規レンタルを一足早い2月13日に終了する。これは利用者の視聴期間を確保するためだ。
月額商品として販売している「NHKオンデマンドまるごと見放題パック」では、利用者に対して2月中にYahoo!ウォレット内の「継続中サービスの確認・停止」ページで停止の手続きをするよう呼びかけている。手続きをしないと翌月も自動継続となり、月の途中で利用停止しても1カ月分の料金が発生する。
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