漫画海賊版サイト「漫画村」の創設者がプログラミングスクールの開設をTwitter上で予告した。詳細は今後発表するとしているが、「超初心者でも5カ月で漫画村を作れるレベルにさせる」「漫画村の技術全て教えるけど絶対に作るな」などと投稿している。これを見たネットユーザーからは賛否両論のさまざまな反応が見られる。
漫画村の創設者である星野ロミ(@romi_hoshino)氏は2月5日、プログラミングスクールを開設すると予告した。自己破産した人の氏名や住所をGoogleマップ上にプロットした「破産者マップ」の創設者も参加し、3月中旬ごろに開設するという。
他ユーザーからの投稿に返信する形で料金などのサービス詳細にも言及している。それによると、料金は月2万円程度で講義はオンライン形式、対象年齢は小学校高学年、もしくは中学生以降を想定。取り扱うプログラミング言語は「一番需要あって初心者向けの物で調整中」とし「スクレイピング含めて匿名化まで教える」という。
これに対するネット上の反応はさまざまだ。「技術力が高そうだから学びたい」「月2万円なら興味ある」などの肯定する声の他、「倫理とかモラルとか常識を学ぶのが先」「全く反省していない」など倫理観を問う意見も見られる。また、「月1億PVを超えるトラフィックを捌いたインフラなどはかなり高度だと思うが本当に5カ月で身につくのか」など講義内容を疑う声も上がっている。
星野ロミ氏は19年7月にフィリピンで拘束された後、日本へ強制送還後に逮捕された。その後、懲役3年などの実刑判決を受け、22年11月に仮釈放となった。破産者マップを巡っては、個人情報保護委員会が同サイトへ停止勧告を行ったが、サイトの閉鎖には至らなかった。これを受け、保護委は1月に同サイトを刑事告発したと発表していた。
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