レバテック(東京都渋谷区)は、「ITエンジニア・クリエイターの正社員転職・フリーランス市場動向 2022年12月」を発表した。その結果、求人倍率を職種別に見ると「データマイニング」(79.2倍)が最も高いことが分かった。
ITエンジニア・クリエイター職の、22年12月の求人倍率は15.8倍となった。厚生労働省発表の「一般職業紹介状況」によると、22年11月の有効求人倍率は1.35倍であり、ITエンジニア・クリエイター職の求人倍率の高さがうかがえる。
求人数は増加傾向で、22年12月は前年同月比1.28倍、転職希望者数も12月は過去最高で前年同月比146%となった。
22年12月のフリーランス案件倍率は、2.3倍と減少トレンドが続く。案件数は、前年同月比104%とほぼ横ばいとなっているが、案件希望者数は前年同月比172%と、2021年末以降、著しい増加となっている。
職種・スキル別の求人倍率は、「データマイニング」(79.2倍)が最も高く、次いで「クラウド(AWS、Azure)」(25.4倍)、「Java(BtoB)」(23.3倍)と続いた。前年同月比では、「Java」「データマイニング」に増加がみられた。
「データマイニング」の求人数は、前年同月比1.7倍だった。一方、転職希望者数は横ばいと、需要と供給の差に広がりがみられた。
「クラウド」案件数は、新型コロナの感染拡大を機に増加の一途をたどり、20年4月と比較すると約8倍、案件希望者数も前年同月比1.85倍と大幅な増加となった。
「データマイニング」の案件数は、前年同月比1.36倍に対し、案件希望者数は前年同月比2倍となった。求人希望者は減少しているのに対し、フリーランス案件希望者数では増加がみられた。
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