「数百のタップを買い続けた結果出た最高の電源タップはこれです」──ある電源タップを紹介したツイートが話題になっている。投稿したのはさくらインターネット研究所主席研究員の松本亮介さん(@matsumotory)。2月16日時点でツイートは1.3万件のRT、8.3万件のいいねを獲得し、松本さんの意見に共感する声が多い。
松本さんが紹介したのは、サンワサプライ(岡山県岡山市)の電源タップ「TAP-SP2110-1」シリーズ。10個口のタップであり、水平・垂直面にプラグを挿せる設計にすることで従来の10個口タップよりもコンパクトなサイズを実現したモデル。差込口間の距離は45mmと長めで、タブレットなどに付属する大きいACアダプターにも配慮した設計になっている。
他にも、接続した機器の電源を一括で操作できるスイッチや、動作確認ランプ付きの雷ガード、ブレーカー機能も備える。壁やキャビネットに固定できるようマグネットや壁掛け用のフック穴もあり、さまざまな環境に設置できる。
松本さん以外のTwitterユーザーにも「うちもこれ一択」「干渉しづらいし、使い勝手良い」「10個口もあるし、この形はいろいろ挿しやすい」などの意見を言う利用者が多く見られた。
サンワサプライにこのツイートについて話を聞いたところ「反響が大変大きく、本当にありがたく感じている。発売当初から継続して人気のある商品だったが、今回の件でここまで多くの方に興味をもっていただけて大変うれしい」と感想を話す。
「この製品では充電用のACアダプターが干渉する煩わしさを解消すべく、ワイドピッチを取り入れた。マグネット付きにしたことでさまざまな場所に設置でき、デスク下などに取り付けて使用するユーザーも多い。雷ガードやブレーカーなど便利な機能を多く搭載している点が喜んでいただけるポイントだったのでは」(サンワサプライ)
同社に電源タップを選ぶ上で何を重要視すべきか聞いたところ、設置する機器やその環境に合わせた機能を持つ製品を選んでほしいと説明する。例えば、機器の裏側などほこりがたまりやすい場所に設置するなら「ホコリ防止シャッター」、落雷などでデータが飛んだら困る機器を接続するなら「雷ガード」、よく使う製品を小まめに電源を切りたいなら「個別スイッチ」などの機能を勧めている。
機能以外でも、タブレット用の大型ACアダプターを接続するならば差込口の間隔も重要視してほしいという。他にも同社では「電源タップの選び方」というWebサイトを公開している。用途別の電源タップを紹介しているため、こちらも参考にしてほしいとしている。
一方、同社は電源タップは消耗品であるとして、定期的に交換してほしいと注意喚起。他にも電源タップが発火する原因にもなりえるため、電力容量がオーバーしないように定格容量の範囲内で使うよう呼び掛けた。
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