大分大学は2月28日、外部機関に提出した資料において適切な黒塗り処理ができておらず、個人情報が漏えいした可能性があると発表した。PDFソフトの編集機能などで、黒塗りした部分の文字データが取得できる状態だった。
漏えいした可能性がある情報は、学生62人、教職員170人、学外者24人の氏名、所属、学籍番号、学位、インターンシップ先の企業名など。関係者には個別に説明し謝罪したという。悪用の事実は確認されていないとしている。
文章作成ソフトで個人情報に黒塗りなどを施した後にPDFファイルに変換した場合、黒塗りで隠された部分の文字データは取得できる場合がある。対策としては米AdobeのPDFドキュメントツール「Adobe Acrobat」の「墨消しツール」など、データの削除もできる機能を使うか、文字データを事前に削除するといった処理方法がある。
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