楽天証券と楽天キャッシュは3月3日、楽天グループの電子マネー「楽天キャッシュ」を使った投信積立設定者が100万人を突破したと発表した。2022年6月19日のサービス開始から約9カ月だった。
楽天証券はクレジットカードを使った投信積立サービスの先駆者であり、22年5月には利用者は200万人を超えていた。しかし、22年9月から還元方針を大きく転換。それまで1%をだったクレカ積立の還元率を、多くの場合で0.2%に引き下げた。代わりに還元率0.5%でスタートしたのが楽天キャッシュによる投信積立だ。
背景にはカード決済による手数料負担が、当初の想定を超えて経営を圧迫した点がある。一方で、楽天グループが普及を目指す楽天キャッシュについては、0.5%の還元を継続しても事業に影響がないとしている。
直近22年12月末時点では、投信積立の設定人数のうち、楽天キャッシュ決済の比率が3割に増加し、クレカ決済の比率は5割に減少した。全体としては数を伸ばしつつも、次第にクレカ決済から楽天キャッシュ決済への移行が進んでいる。
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