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新しい「Bing」アプリでエゴサーチしていたらマイクロソフトが目指す世界が少しだけ見えてきた件(1/3 ページ)

» 2023年03月10日 17時19分 公開

 最近、調べものをする時は、すっかりBing AI(新しいBing)を使うようになりました。情報の鮮度ではChatGPT本体よりBing AIの方が上ですし、特に自分があまり得意ではないジャンルにおいては会話形式のテキストを読み込みながら検索結果を見て考えられるBing AIは便利です。

 そのBing AIがスマートフォン用の「Bing」アプリでも提供されたということで、早速使ってみました(プレビュー版)。PC版のBing AIが使えるアカウントであれば、問題なく使えます。

新しいBingへようこそ

 使い方はPC版よりも簡単と言っていいと思います。アプリの最下段の真ん中にある(Chatマークの)アイコンをタップすれば、すぐにBing AIのチャットが始まります。そこに調べたい言葉をタイプしてもいいですし、音声入力にも対応しています(最高)。

 そしてPC版のBing AIでも始まった「会話のスタイルと選択」というメニュー、これもモバイル版でもすでに使えます。用意されているスタイルは3つあります。独創性(紫)・バランス(青)・厳密(緑)です。一応、それぞれのスタイルがどういう説明となっているかも書いておきしょう。

  • 独創性:応答は独創的で想像力に富み、驚きと楽しさを生み出します
  • バランス:応答は合理的で一貫性があり、会話の正確さと創造性のバランスがとれています
  • 厳密:応答は事実に基づく簡潔なものであり、正確さと関連性を優先します

 なお会話のスタイルを切り替えるとチャットはリセットされますので、会話の最中で会話のスタイルを切り替えることはできません。

 また肝心の会話のスタイルの説明ですが、これで何が変化するのかは正直よく分かりませんが、ドラクエにおける「ガンガンいこうぜ」「バッチリがんばれ」「いのちだいじに」のような感じであることは、ゲームのAIに慣れている人であれば、なんとなくお分かりいただけるのではないかと思います。

 実際に使ってみるとこういう感じになります。今回は「いしたにまさき ITメディア」という言葉でBing AIモバイルを試してみました。なぜ、この言葉としているかというと、さすがに自分のことなので、AIが出してきた言葉に対して正確さを判断できるからです。

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