GPT-4なら、確定申告のための税額計算もラクラク――米OpenAIが3月14日(現地時間)に公開した、次世代の大規模自然言語モデル「GPT-4」のデモで、GPT-4に税法と家族構成を読み込ませ、控除額を簡易的に計算するシーンがあった。
河野太郎デジタル大臣は15日、自身のTwitterでこれに触れ、「e-Taxに実装したい」とコメントした。
デモでは、「誰もやりたくないが、やらなければならないタスクを行う」方法として、16ページにわたる税法のドキュメントを読み込ませたうえで、家族構成や収入を入力し、税金の控除額を計算さる様子を紹介した。
このデモを、梶谷健人氏(XR Creative Studio創業者)が「全人類が欲しているやつ」などと動画付きでツイート。河野氏はこれを引用し、「e-Taxに実装したい」とツイートした。
日本の確定申告も電子化が進んでおり、マイナポータルとe-Taxを使えば、医療費控除額などは自動計算できるようになっている(関連記事:ラクすぎて泣いた! 確定申告の医療費計算、マイナポータルなら“一瞬”で終わる)が、税額を推測するAIは実装されていない。
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