上場企業の決算短信のHTML化が進展している。日本取引所グループが3月15日に明らかにしたデータによると、2023年2月末時点で、累計2400社超の上場会社が決算短信をHTML形式で追加公開するようになった。全上場企業の約6割にあたる。
決算短信のHTML化は、21年12月にTDnet(適時開示情報システム)をリプレースするにあたり、東京証券取引所が実証実験として進めてきたもの。一般的なPDF形式に比べ、HTMLはテキスト化がしやすく機械的な処理も容易になる。テキスト抽出やテキスト分析、機械翻訳ニーズの高まりに応えた。
当初、2MBだったファイルサイズの上限を5MBに拡張したことから社数が増加した。
今後、実証実験の効果検証を行い、恒常的な対応についても検討していく。
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