事務局として次回をもっと盛り上げるためにはどうすればいいのか聞いてみた。
なるほど。月並みな答えだ。GPT3.5だったら、この答えで満足しなければならないだろうが、GPT4はもう一段階先へ行ける。
こう聞いてみた。
学生や若手クリエイターむけの特別部門の新設と海外への展開という2つの新基軸が出てきた。参考になりそうだ。
さらに、大会にふさわしいキャッチフレーズを考えてもらった。まず20案挙げた上で、最後に組み合わせて一つの最適なフレーズを考えてもらうことにする。これはChain of Thought promptingという手法で、大規模言語モデル(LLM)に一段深い思考をさせるテクニックだ。
結果的に「AIと共創する新たな世界:未来のアート、ここに誕生」というキャッチフレーズが得られた。これは相当にそのまま使えそうだ。なかなかいい案ではないかと思う。
このように、GPT4になると本格的なビジネスのレポートを効率的に作ることができる。
他にもいろいろな使い方があるが、結局は使う人間の想像力の差が出てくることになると思う。
これから我々は、「どう書くか、どう考えるか」ではなく、「どう書いてもらうか、どう考えてもらうか」そして「自分はそれをどう評価するか」ということを考えることにむしろ多くの時間を割かなくてはならなくなるだろう。
新潟県長岡市生まれ。1990年代よりプログラマーとしてゲーム業界、モバイル業界などで数社の立ち上げに関わる。2005年、IPA(情報処理推進機構)より「天才プログラマー/スーパークリエイタ」として認定。株式会社ゼルペム所属AIスペシャリスト。現在も現役のプログラマーとして日夜AI開発に情熱を捧げている。
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