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AIでどこまでできる? 絵心のないプログラマーが「ChatGPT」と「作画AI」でマンガを描いてみた清水亮の「世界を変えるAI」(1/11 ページ)

» 2022年12月09日 20時00分 公開
[清水 亮ITmedia]

 「CLIP STUDIO PAINT」(クリスタ)にAI作画機能搭載が見送られたと聞いて、なるほどなあと思いつつ、では絵が全く描けない筆者が、AIを使ってマンガを書くことはできるのか、実際にやってみることにした。

AIを使ってできたマンガ

 まず、ストーリーがなければ始まらない。ところがストーリーというのは、考えるのがおそろしく面倒である。

 実写映画ではないので、どうせならスペースオペラにしようと思って、極めて適当な設定だけ考えてChatGPTに渡してみた。

主人公:五反田三郎 太陽系をまたにかける私立探偵。木星の衛星エウロパの小都市、セクターヘブンの繁華街に小さな事務所「五反田探偵商会」を構える。

ヒロイン:ヘレン 地球王朝最後の生き残り。追手に追われているところをひょんなことから五反田に助けられ、以来、五反田探偵商会の押しかけ看板娘となる

第一話:


 ここまでをChatGPTに渡すと、こんなあらすじが生成された。

第一話のあらすじ:

五反田三郎は、セクターヘブンの繁華街で自分の事務所「五反田探偵商会」を営んでいました。彼は、太陽系をまたにかける私立探偵として、様々な事件を解決していました。

ある日、五反田三郎は、地球王朝最後の生き残りであるヘレンを助けることになりました。彼女は、追手に追われていましたが、ひょんなことから五反田に助けられました。以来、彼女は五反田探偵商会の押しかけ看板娘となりました。

五反田三郎は、追手を倒し、女性を助けます。その女性は、地球王朝最後の生き残りであるヘレンでした。ヘレンは、五反田三郎に助けられ、以来、五反田探偵商会の押しかけ看板娘となりました。

五反田三郎とヘレンは、以降、多くの事件を解決しながら、互いに信頼関係を築いていきます。そして、五反田三郎とヘレンは、強い絆で結ばれ、太陽系をまたにかける探偵たちとして、活躍していきます。

五反田三郎とヘレンは、追手から彼女を守り、様々な事件を解決していきます。

第二話では、五反田三郎とヘレンが、新しい事件に挑んでいきます。

その事件は、セクターヘブンの有力な商人、鈴木商事の創業者が突然失踪したことから始まります。五反田三郎は、鈴木商事に潜入し、真相を探ります。

その中で、五反田三郎は、鈴木商事に内部諜報活動が行われていることを突き止めます。そして、五反田三郎とヘレンは、その諜報活動を阻止し、鈴木商事を救います。

そして、鈴木商事の創業者が現れたことで、謎は解けました。しかし、五反田三郎は、まだまだ多くの事件が待っていることを知っていました。

第三話では、五反田三郎とヘレンが、新しい事件に挑んでいきます。

その事件は、セクターヘブンの繁華街にある、老舗レストラン「月の輝」が突然火事になったことから始まります。五反田三郎は、月の輝を訪れ、火事の原因を探ります。

その中で、五反田三郎は、月の輝に秘密の地下室があることを発見します。そこで、五反田三郎とヘレンは、地下室に潜り込みます。

そして、地下室で、五反田三郎とヘレンは、月の輝の火事が、地下室に隠された財宝を狙う盗賊によるものであることを突き止めます。五反田三郎とヘレンは、盗賊たちを退け、財宝を守ります。

そして、月の輝の火事は、無事に収まりました。しかし、五反田三郎は、まだまだ多くの事件が待っていることを知っていました。

 すごい。

 適当に「鈴木商事」とか老舗レストラン「月の輝」とか、それっぽいものが生成されてくる。

 ついでに、キャラクターの口癖なんかを考えてもらおう。

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