ゲーム開発会社のYostar(東京都千代田区)は3月23日、スマートフォン向けゲーム「ブルーアーカイブ」での接続障害に伴う臨時メンテナンスについて、対応の詳細を時系列で公開した。計20時間に及ぶメンテナンスでは、サーバの増強、負荷改善機能の追加、データベースの改善、不具合修正などを実施していた。
ブルーアーカイブでは22日午後7時まで通常のメンテナンスを実施していたが、終了後に想定以上のアクセスが集中。そこにセッション障害も重なり、40分ごろにはサーバの接続障害が発生した。
Yostarは原因調査を始め、50分ごろには公式Twitterアカウントで現状を報告。データサーバの強化作業を行った。午後9時10分ごろにはデータサーバの再起動を始め、Twitterでも報告したが、接続障害は解決しなかった。20分ごろには臨時メンテナンスの実施を決定した。
サーバの増設を行い、午後10時34分ごろには負荷テストを開始。加えて午後11時9分ごろまでに負荷軽減のため「ログインの順番待ち機能」を導入して臨時メンテナンスを終えた。
しかし、23日午前0時14分ごろに再度、接続障害の発生を確認。午前1時22分には緊急メンテナンスの実施を決定した。データベースやゲーム機能の改善、不具合修正などを行った。午後1時18分ごろにはTwitterでメンテナンス終了見込み時刻を報告。その後、終了見込み時刻の延長はあったが、午後8時ごろには作業が完了した。
メンテナンス実施のおわびとしてゲーム内アイテムを配布するなどの対応を行った。今回の接続障害についてYostarは「データサーバの負荷に対する見積もりの甘さや機能追加における不具合を察知できなかった」として謝罪している。
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