障害を起こした加入者装置は、全て同じ海外メーカー製の新製品だった。とはいえ以前から使用してきた製品の後継機で、両社とも2018年から順次導入している「ある程度こなれているもの」だった。
直接の原因となったパケットやそれを送ってきた配信サーバについては現在解析中のため詳しい情報は公開していないが、「非常に長いロングパケットだった」という。「類似したパケットは経験済みだが、加入者装置でこうした挙動が起きたのは初めて」。
ただし両社とも意図的な攻撃を受けたとは今のところ考えていない。「現在ログ等の解析しているが、アタックの可能性は限りなく低いと認識している」(NTT東日本)。
現時点で分かっているのは、特定メーカーの同じ装置で同時に発生したことと、特定の配信サーバからのパケット受信に起因していること。「なぜ特定の装置だけに障害が起きたのか分析しなければならない。それによって可及的速やかに対策を行う。また同じことが起きないように(ネットワークを)監視する」と話している。
【訂正:2023年4月5日11時15分更新 ※同じ画像を2カ所に掲載していたため正しいものに修正しました】
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