個人事業主はどんなクラウド会計ソフトを使っているのか──MM総研は4月25日、こんな調査結果を発表した。最も多かったのは弥生の「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」(52.8%)だった。
2位は「freee」(26%)、3位はマネーフォワード(15.3%)。順位はMM総研による22年4月の調査と変わらず、3社による寡占状況にも変化はなかった。ただし各社の割合は変わっていた。弥生は1.1ポイント、マネーフォワードは0.2ポイントダウン。一方でfreeeは0.6ポイントアップした。
会計ソフト利用者におけるクラウド会計ソフトユーザーの割合も変化。個人事業主を対象に、使っている会計ソフトの提供形態を聞いたところ「クラウド会計ソフト」と答えたのは31%(前年調査から1.2ポイント増)。インストール型と答えたのは55%(同3ポイント減)だった。MM総研によれば、クラウド会計ソフトの割合が3割を超えるのは、2016年以降の調査で初という。
MM総研はクラウド会計ソフトが伸長した背景として、10月に迫るインボイス制度の開始などの影響があると分析している。調査は3月16日から20日に実施。2022年の確定申告を済ませた個人事業主2万6043人にWebでアンケートを取った。
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