NTTドコモに続き、KDDIも本人確認書類として健康保険証の取り扱いを5月中旬に停止すると、4月21日に発表した。理由としてKDDIは「不正利用が発生しているため」と説明。他の携帯キャリアは今後どう対応するのだろうか、ソフトバンクと楽天モバイルに聞いた。
ソフトバンクは、健康保険証について「取り扱いを続けるか終了するかを含めて検討している状況だが、現時点で決まっていることはない」との回答にとどめた。健康保険証の停止以外による不正利用対策については「内容に関しては回答を控える」としつつも、「本人確認の際に弊社でも所定の審査を実施している」という。
楽天モバイルでは利用停止について明言はなく「当社では引き続き保険証を補助書類と併せて、本人確認書類としてご利用いただけます」と回答。他社の動向についても「回答を控える」としつつも「業界の動向を確認しながら必要に応じて対策を検討する」とのことだった。
なお、ドコモ、KDDIともに運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどによる本人確認については今後も対応する。もしソフトバンク、楽天モバイルが健康保険証による本人確認を取りやめても、こうした写真付き身分証明書を使って契約・手続きができるものと思われる。
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