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マニア向けと思いきや、使えば使うほど手放せなくなるイヤフォン内蔵スマートウォッチ「HUAWEI WATCH Buds」(1/3 ページ)

» 2023年04月28日 12時44分 公開

 家を出るときの3種の神器がスマホ、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤフォンとなってどれぐらいになるでしょうか。最初の「Apple Watch」の発売は2015年で、最初の「AirPods」の発売が2016年の年末でしたから、ざっくりここ数年はそういう状況であるといっていいでしょう。

 ただ、これ冷静になってみると、必ずしも毎日ではないものの、気づいてみれば充電を気にしなくてはいけないものが3つなってしまったともいえるわけです。さすがにスマホの充電は忘れずにするでしょうけど、他の2つに関してはうっかり充電を忘れてしまったりするかもしれません。この状況、たまにこれは果たして便利になっているのだろうか? と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

 そんな中、登場したのがワイヤレスイヤフォンを内蔵したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH Buds」です。最初に目にしたときには、これはガジェット好きが買うものかなあと思いました。

「HUAWEI WATCH Buds」

 日本ではクラウドファンディングでスタートし、すぐに達成しました(すでに支援募集は終了しています)。日本での通常販売は5月末を予定しているそうで、すでにHUAWEIの日本語公式サイトにはHUAWEI WATCH Budsのページがあり、日本語によるHUAWEI WATCH Budsの公式動画もアップされています。

クラウドファンディングでは目標の800万円を大きく上回る1437万円の支援を集めた

 なにしろワイヤレスイヤフォン内蔵のスマートウォッチですから、これで充電しなくてはいけないものが1つ減るわけです。それだけでもう十分ありがたい。

 しかし、今回レビューとしてHUAWEI WATCH Budsをしばらく使ってはっきり分かったことは、この製品は充電するものが1つ減る以上のすごさがあって、それは使ってみないと分かりにくい製品だったということです。

 先に結論をいえば、この製品は決して一部の少し変わったものを好むような人たち向けの製品ではないということです。正直、ここまで優秀な製品だとは思っていなかったです。

内蔵のワイヤレスイヤフォン

 HUAWEI WATCH Budsの構成は、金属製の高級感のある時計とそのバッテリー、そこにワイヤレスイヤフォンとそのバッテリーとなっているので、とりあえずの印象として、重いんだろうなあ、とどうしても思います。

 ところが本体(ベルトを含まない)の重さは約67gです。これは通常のApple Watchシリーズよりは当然重たいですが、「Apple Watch Ultra」の61.3gとさほど変わりません。

これは、ワイヤレスイヤフォンを内蔵しているスマートウォッチとしては十分に使える重さであるといっていいでしょう。腕にしていると、これはホントにイヤフォン内蔵されているのかと心配になるほどの装着感ですが、ちゃんと入ってます。

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