クラウドサービス「Google Cloud」のパリリージョン(europe-west9)で、4月26日午前11時ごろ(日本時間)から発生している障害。発生から約2週間がたった5月9日午前11時時点でもリージョンの一部が復旧しておらず、米Googleは障害の発生直後と同様に「現時点で完全に回復する予定はない」としている。
9日時点で復旧していないのは、パリリージョンの一部ゾーン(europe-west9a)。仮想マシンを立ち上げる「Google Compute Engine」やKubernetesマネージドサービス「Google Kubernetes Engine」など、同ゾーンで提供する6サービスが影響を受けているという。europe-west9aの復旧予定については「リソース停止が長引く見込み」といい、冗長化しているユーザーに対しては他リージョンへの移行などを勧めている。
他のゾーンやサービスはすでに復旧した。Googleによれば、障害の原因はデータセンターへの水の侵入という。米The Registerは、冷却システムのポンプが故障した結果、バッテリールームが浸水し、火災につながったと報じている。
「現時点で完全回復の予定なし」 Google Cloudのパリリージョンで障害 データセンター浸水 発生から27時間
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