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「ニコン Z 8」登場 フラグシップ「Z 9」の性能を小型ボディに凝縮

» 2023年05月10日 23時30分 公開
[山川晶之ITmedia]

 ニコンは5月10日、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラ「ニコン Z 8」を発表した。同社のフラグシップモデル「Z 9」の性能を継承しつつも30%サイズダウンしたハイエンドモデルとなる。12日から予約受付を開始し、発売は5月26日を予定。価格はオープンプライス。

「ニコン Z 8」

 CMOSセンサーはZ 9と同じ4571万画素。高感度性能は最高2万5600、拡張感度で10万2400を実現。AFは、位相差とコントラストのハイブリッドAFで、測距点は493ポイント。AFの検出範囲は-7〜19EV(スターライト時は−9EV)。ボディ内手ブレ補正は最大6段。静止画はHEIFに対応しており、10bitの階調で撮影できるという。

 メカシャッターはZ 9同様搭載しておらず、連写性能も高効率RAWで秒間20コマ、1100万画素であれば秒間約120コマで撮影できる。センサーのゴミ対策として、ダブルコートやセンサーシールドを採用する。電子シャッターでありながら、フラッシュの同調速度は1/250秒まで対応する。

メカシャッターはないがホコリから守るセンサーシールドを搭載する

 動画性能も高く、4K120pに加え、8K30p、8.3K60p(N-RAW)の撮影に対応。12bit RAW、10bit Apple ProRes 422 HQで内部記録でき、4K60pであれば最長125分、8K30pであれば約90分の動画を収録できる。タイムコード同期に対応する他、単焦点レンズでの動画撮影時でもズームできる「ハイレゾズーム」も搭載。ボディ内/レンズ内手ブレ補正(対応モデルのみ)、電子式手ブレ補正を協調動作させることで、手持ちでも安定した映像撮影を実現。N-Logもサポートする。

 ボディは、マグネシウム合金と、プロフェッショナルグレードの新しい炭素繊維複合材料を採用しており、バッテリー/メモリカード込みで約910g。-10度の耐寒性能、暗い場所でもピントを合いやすくする「スターライトビュー」機能、ボタンが光る「ボタンイルミネーション」、星空など夜間撮影でも画面を見やすくする「赤色画面表示」など、暗所撮影をサポートする機能を搭載する。

夜間でもメニュー画面が見やすい「赤色画面表示」

 メモリカードは、CFexpressカード(TypeB)とSDXCカード(UHS-II)のデュアルスロット。3.2インチの液晶モニターは縦横4軸のチルトに対応し、210万ドット、最大900ニトの高輝度タイプ。369万ドットのEVFに至っては3000ニトを実現している。USBポートを2つ用意し、片方は充電、もう片方は通信に使うことができる。

液晶モニターは縦横4軸チルト

 パワーバッテリーパック「MB-N12」も提供予定。縦位置操作にも対応したバッテリーグリップで、撮影可能枚数を1.8倍に拡張できるという。USBポートにより、カメラを介さずに単体で充電することもできる。

バッテリーグリップにより撮影可能枚数が1.8倍に

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