生成AIの社会実装を推進する一般社団法人「生成AI活用普及協会」は5月22日、資格試験「生成AIパスポート」を開発していることを発表した。生成AIに関する知識やスキルを可視化する試験という。同日に開設した同団体の公式Webサイトで明かした。
開発中の生成AIパスポート試験では、生成AIに関する基礎知識や簡易的な活用スキルの可視化を目指す。AIを使ったコンテンツ生成の方法や事例、企業に求められるコンプライアンス、注意点などを問うという。企業・団体向け試験と、個人向け試験を作成する予定。試験の実施時期などは未定。
生成AI活用普及協会は5月に立ち上がった団体。生成AIを社会で活用していくために、スキルの習得・可視化を推進することが目的という。公式Webサイトでは「生成AI活用スキルの可視化は、企業における適正な人事評価に役立ち、会社員のキャリア形成や学生の就職活動などの一助になると考えている。官公庁や有識者、参画企業たちとともに、生成AI業界の新たな指標の創造を目指す」としている。
理事長は、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会の設立者である井畑敏氏。理事として、三菱UFJ銀行の長田忠千代代表取締役専務や、社会保障経済研究所の石川和男代表、日本マイクロソフトの元業務執行役員である澤円氏などが参加している。
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