PwCコンサルティングは5月19日、「生成AIに関する実態調査2023」の結果を発表した。「生成AIを認知しているか」と聞いたところ、全体の54%が生成AIを「全く知らない」と回答した。
「聞いたことがある」と回答した人たちに知っている生成AI関連サービスを聞いたところ、「ChatGPT」が60%、「Bing(Microsoft)」が25%、「GPT-4」が20%だった。一方で「DALL-E」や「Midjourney」などの画像生成サービスの認知率は4%以下だった。
この結果に対して同社は「生成AIに対する認知や関心は日本全体でも高まりつつあるかのように感じられるが、そのようなイメージと実態との乖離(かいり)が浮き彫りになった」と指摘する。
生成AIを認知している層に、AIの事業活用に関心があるか聞くと「あり」が60%になった。また「生成AIの存在は自社にとってチャンスか脅威か」という問いには、チャンス派が45%、脅威派が9%と大きく差が開いた。一方、社内で具体的な取り組みを進めてている人たちは8%にとどまった。
この調査は、国内の幅広い業種・職種に従事する1081人を対象に実施した。
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