この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「[速報]マイクロソフト、クラウドPCにつながる「Windows 365 Boot」パブリックプレビュー発表。PCを起動するとクラウドPCにログイン。Build 2023」(2023年5月24日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Microsoftは5月24日未明(日本時間)から開催する開発者向けイベント「Microsoft Build 2023」で、「Windows 365 Boot」のパブリックプレビューを発表しました。
Microsoftは2021年8月から、デスクトップ仮想化の技術を用いてWindows環境を配信する新サービス「Windows 365 Cloud PC」(以下、クラウドPC)を提供しています。
参考:「Windows 365 Cloud PC」が正式サービス開始。月額定額制で2vCPU/8GBメモリが5570円など
クラウドPCはクラウド上の仮想マシンでWindows 11が稼働しているため、いわゆるシンクライアントと同様に手元のマシン環境に依存せず、すべてのデータがクラウド上に存在し、ローカルPCには残らないセキュアなWindows環境を実現できます。
Windows 365 BootはPCの起動後、自動的にこのクラウドPCに接続して利用できる利便性と安全性を提供します。
Windows 365 Bootは昨年(2022年)4月に発表され、そのときにはローカルPCのWindows 11とクラウドPCの画面を、キーボードやマウス、スワイプ操作で切り替えることができる「Windows 365 Switch」、インターネットに接続されていないオフライン環境でもクラウドPCが利用可能となる「Windows 365 Offline」などの機能も合わせて発表されています。
参考:[速報]マイクロソフト、「Windows 365 Boot」発表。起動するとクラウドPCが即利用可能、「Windows 365 Offline」によりオフラインでも利用可能に
今回はまず、これらのうち最も基本的な機能となるWindows 365 Bootがパブリックプレビューとなりました。
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