ITmedia NEWS >

Shokz「OpenFit」はテレワーク向きの“掛けっぱなしイヤフォン”だった(2/3 ページ)

» 2023年05月31日 17時42分 公開

着け心地の良さ

 2層構造のシリコン製の本体と巧妙にデザインされたイヤーフック。そして、そもそも軽い上に重量バランスもいいので、何も感じないと言うと嘘になりますが、耳の穴をふさぐようなイヤフォンと比較すれば、圧迫感も感じないので、「究極の着け心地」といううたい文句は大げさではないと感じました。髪の長い人であれば、ほぼ存在感をなくせると思います。

2層構造のシリコン製の本体と巧妙にデザインされたイヤーフック

かけっぱなしで耳は痛くならないのか?

 後述する連続再生テストをした結果、耳に少し違和感を覚え始めたのは6時間を超えてからでした。これは優秀。

そもそも連続で何時間再生できるのか?

 起きているときは掛けっぱなしにする運用が、このOpenFitの持ち味を最大限に発揮することになります。ということで、一番気になるのがOpenFitはホントに何時間再生できるのか? ということで、その連続再生テストをしてみました。

 まず、使い始めの儀式としてペアリングがあります。OpenFitのペアリングは、少し分かりにくいですが、ケースに入れたままでタッチボタンを長押しです。そして、ケースのライトがオレンジとグリーンの点滅に変わればペアリング可能になります。

ペアリングはケースに入れたままでタッチボタンを長押し

 朝7時にこのペアリングを行い、そのまま1日仕事をしながら、BGMとして音楽をかけっぱなしにしました。もちろん前の日の夜に充電をセットしておいたので、フル充電状態からの連続再生時間テストです。

 なお、カタログ値は充電ケースの使用込みで最大28時間、1回のフル充電で最長7時間です。

 とりあえず1時間経過して、スマホからバッテリーの数字を見ると、約1時間経過で20%消費。これは大丈夫かな? と思いましたが、昼も過ぎて、午後1時になってもバッテリー残量30%。この時点で6時間経過していますから、これはかなり優秀。

 午後3時になり、連続再生8時間突破。午後3時15分、Lがオフ。午後3時50分、Rがオフという結果となりました。

 BGMとビデオ会議がメインの用途であれば、なにも常に両方つけている必要もないわけで、片方ずつ使えば、追加充電なしで連続16時間以上使えるわけで、メーカーはそういえないと思うので、ここでそう書いておきます。

 なお、ジョギングなどをする用途として買う人もいると思いますが、汗をかなりかいたとして、IP54の防水性能ですから噴流はオッケー、水中はNGですので、これも問題ないでしょう。もちろん、水没はNGということなので、お風呂での利用は自己責任でどうぞということですね。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.