ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

バズる動画を簡単に撮れるカメラ、セガトイズが開発 ただしネット非対応

» 2023年06月08日 21時24分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 小学生がなりたい職業の1位は、3年連続で「YouTuber」(ベネッセ調べ、2020〜22年)。その憧れの職業を手軽に疑似体験できて「バズる」うれしさも得られる玩具をセガトイズが開発していた。

「♯バズゅCam」は「むてきパープル」と「ときめきミント」の2色展開

 セガが「東京おもちゃショー2023」(東京ビッグサイト、6月8〜11日)で展示した「♯バズゅCam」は、愛用するYouTuberも多い「GoPro」を思わせる四角いカメラだ。撮像素子は200万画素(フルHD)で、レンズ部分を起こすとインカメラになる。

 撮影だけでなく動画を「編集」する気分も味わえる。背面のカラーモニターはタッチパネルになっていて、付属のスタイラスを使って動画にフレームやスタンプを加えられる。

 より本格的な「編集」がしたい時は「テンプレ撮影」機能を使う。「踊ってみた」などYouTube動画にありがちなタイトルを含むテンプレートが50種類もあり、ワンタッチで本格的な動画ができあがるという。

「踊ってみた!!」動画のテンプレート
フォロワーは234人、5000の「いいね」が付いた

 頻繁に撮影しているとフォロワーが増え、数千もの「いいね」が付くこともある。「いい動画だね」「もっと見たい」などクリエイター魂を刺激するコメントが付いたりもする。

 しかし“炎上”の危険はない。なにしろ「♯バズゅCam」はネット非対応だ。

 つまりフォロワーや「いいね」の数、動画のコメントも一定の条件に沿って「♯バズゅCam」のアルバム機能が表示しているもの。決してネガティブなコメントは付かない。

 なお、本体にはストレージを拡張できるmicroSDカードスロットがあるが、完成した動画をPCなどに持ち出せる仕様にするかは未定だという。

 「♯バズゅCam」の価格は1万2000円。たたむと自撮り棒になる三脚や、クロマキー処理のためのグリーンシートも付属する。発売は12月の予定だ。

その他のテンプレ撮影例

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.