地方職員の年金業務を請け負う地方職員共済組合は6月13日、マイナポータルにおいて別人の年金情報が表示される事案が発生したとして謝罪した。登録の際のミスで、元組合員の情報が他人のマイナンバーにひもづけられたのが原因。
同組合は元組合員の年金の決定に必要な情報を取得するため、地方公共団体情報システム機構に照会した。これは元組合員の名前や生年月日、住所などを入力するとマイナンバーなどの情報を取得できるものだが、入力の際に名前を間違って記載。名前以外の情報がおおむね一致する別人の情報が出力されたという。
そのマイナンバーに元組合員の年金情報をひもづけたため、別人の情報が他人のマイナポータルで表示されたとしている。関係者には連絡済みで、必要な対応も取っており、年金支給には問題が生じなかった。
今後は総務省からの指示を踏まえて、過去のデータを総点検し、再発防止に向けた措置を講じるとしている。
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