6月22日にスクウェア・エニックスからPlayStation 5用ソフトの「FINAL FANTASY XVI」(以下、FF16)が発売されます。それに先駆け、6月12日に体験版が配信されたので遊んでみたのですが、これがすごいことになっていました。
FF16の発売前となれば、本来なら「人気RPGシリーズの最新作がいよいよ登場!」と盛り上がる場面ですが、正直、体験版が出るまではあまり話題になっていない印象です。
理由の1つは、前作「FINAL FANTASY XV」(FF15)の評価がいまひとつだったこと。ネット上では「期待外れ」の声も目立ち、逆に気になったのでボクも今さらながら30時間ほどプレイしてみました。オープンワールドや独特なバトルシステム、ロードムービーっぽい世界観など、新しいことにチャレンジしていることが伝わる一方、ストーリーやキャラクター描写が不十分な印象で、評判の悪さも頷ける内容です。
一方、FF16の体験版はというと、それとは“真逆”です。システム、ストーリー、世界観など全てがオーソドックスなアクションRPG。全てが高い水準でまとまっていて、PS5ならではの美麗な映像も手伝い、没入感がとんでもないことになっています。
スクエニお得意のハデハデな魔法や召喚獣のエフェクトがバンバンに飛び交う、そんな戦闘シーンやイベントから終始目が離せず、あっという間に体験版を遊び終えてしまいました。映像の美しさにここまで引き込まれたゲームは、個人的にはここ数年は記憶にありません。
他のプレイヤーからも評価は高い印象で、体験版配信後に本編への期待値が一気に跳ね上がったようです。全体的に画面が暗い、バトル時のロックオンの切り替えがしづらいなど不満点もありますし、ゲーム酔いをする方は酔い止めが必要になるかもしれません。それでも久々に完成度の高い王道アクションRPGが楽しめそうなFF16、その発売が個人的には楽しみでなりません。全裸待機したいと思います。
全裸待機:「期待して待つ」ことを極端に表現したネットミーム。由来にはあえて触れません
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