草津温泉観光協会(群馬県吾妻郡草津町)は6月19日、ChatGPTなどのAIを活用して制作した観光PR動画をYouTubeで公開したと発表した。「AI視点での観光地の紹介は業界初の取り組み」としている。
動画はとある会議の場面から始まる。「草津温泉もAIを活用するべき」と強く提案する上司に困惑する職員たち。そこへ助っ人として登場した専門家「IRIE AI」(葉山こはるさん)は、AIを駆使して一晩で動画を作ってきた──という内容。職員は、観光協会や町役場の職員が演じた。
AIが制作した観光PR動画の部分はアニメーション仕立てになっていて、有名な「湯畑」や「地蔵の湯」「西の河原公園」といった草津温泉の名所を独特の雰囲気で描き出す。企画にChatGPT、映像制作には動画生成AIのKaiberを活用。ナレーションやBGMもそれぞれのジャンルに強いAIを用いた。
草津温泉観光協会は「率直なご感想を頂戴できればありがたいですし、何より、実際に草津温泉にお越しいただき、“本物”との違いをお楽しみいただけたらと思います」としている。
草津温泉は年間200万人以上の観光客が訪れる群馬県の有名温泉地。自然湧出量は日本一を誇り、日本三名泉(下呂温泉、有馬温泉、草津温泉)の1つにも数えられている。
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