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朝ドラ「らんまん」で注目 牧野博士の研究をちょっとだけ追体験できるアプリ「牧野100コレ」(1/3 ページ)

» 2023年06月26日 17時35分 公開

 NHK「連続テレビ小説」で4月から放送している「らんまん」。そのモデルとなった植物学者・牧野富太郎博士にも注目が集まる中、「牧野100コレ」(iOS)というアプリが登場しました。

NHK「連続テレビ小説」で4月から放送している「らんまん」の番組サイト。牧野富太郎博士をモデルにした天才植物学者・槙野万太郎を神木隆之介さんが演じる

 牧野100コレは、これまでスマホをかざすだけで花の名前や種類を自動で判別するAIアプリ「ハナノナ」「神代バラコレ」を公開してきた千葉工業大学 STAIR Labと出版社の北隆館(東京都目黒区)が、その仕組みを応用してリリースしたもの。その名の通り、牧野富太郎博士ゆかりの花100種の植物を収録しています。

 牧野100コレには「牧野日本植物図鑑」の高精細な植物図や情報が掲載されているだけではなく、「普通」「レア★」「激レア★★」の3段階で分類されています。というのも、このアプリ、実は眺めて終わりではありません。日本全国の植物園などへ行って100種の植物を写真に撮り、コレクションしようというアプリなのです。

 まさに牧野博士が生涯をかけてやってきたことをほんの少しだけ追体験できるような設計になっているのです。なお、激レア★★を見つけるのは、かなり難易度高いそうです。

 今回はこの牧野100コレを開発された千葉工大STAIR Labの竹内彰一さんにお話を伺うことができました。

朝ドラ開始後、牧野富太郎博士への関心の高まりはGoogleトレンドでもはっきり分かる。モデルになった牧野富太郎博士の出身地、高知県では特に関心が高い
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