6月も終わりに近づき、2023年の上半期も終わりを迎えようとしている。この半年はAIを中心に、目まぐるしい変化が続く半年だった。下半期も同様に激動の6カ月になるかもしれない。業界の動きに対応するには、業種・職種問わず新たな学びが必要だろう。
そこで本記事では、企業や大学、公共機関が無料で公開しているIT教材や、研修資料などをピックアップ。ITmedia NEWSで直近6カ月間に取り上げた記事から、8つ紹介する。
ピクシブは、同社が実際の研修で使ったiOSアプリ開発の初学者向け教材を公開している。お絵描きSNSの開発を通して、実践に近い形でプログラミング言語「Swift」と開発ツール「Xcode」について学ぶ内容だ。指定の課題に沿って自分でコードを書くことで、基本的な機能の開発を学べるという。
参考:ピクシブ、自社で使っている「iOSアプリエンジニア育成教材」を無償公開
個人情報保護委員会は、行政機関向けに作成した情報保護の研修資料を公開している。USBメモリの紛失など情報インシデントの実例とその防止策をまとめている他、理解度を確認するテストなども掲載している。
参考:個人情報保護委、行政機関向けの研修資料を無償公開 HDD流出、USBメモリ紛失などの事例紹介も
MIXIは、新入社員向けの技術研修で使った資料を公開している。分散型バージョン管理システム「Git」やテスト・設計について学べるという。Gitの資料では同システムを使ったチーム開発の進め方などを約470ページにわたって解説。一方のテスト・設計の資料ではコードレビューのコツなどを約40ページにわたって解説している。
参考:ミクシィ、新卒向け研修資料を無償公開 「Git」と「テスト・設計」 今後も随時公開
情報処理推進機構(IPA)は、ECサイトを構築・運用するときに気を付けるセキュリティ対策のガイドラインを公開している。資料は全79ページ。経営者向けにセキュリティの必要性を説明する「経営者編」、セキュリティ担当者向けに具体的な注意点を解説する「実践編」で構成される。
参考:ECサイト運営の“危険ポイント”、IPAが79ページの資料を無料公開 クレカ情報の漏えい多発受け
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