デジタル庁は6月30日、マイナポータルから設定できる公金受取口座の登録ミスを巡り、本人名義でない口座を登録している可能性がある人に向けて、登録口座の変更・抹消を求める手紙を郵送したと発表した。
対象者は公金受取口座として登録している口座の名義と登録者の本名が一致していない可能性がある人。自治体窓口などでの操作ミスが原因である場合が対象で、意図的に家族名義の口座を登録している人については別途マイナポータル経由で通知する。手続き期限は9月30日。
これに便乗する詐欺が発生する恐れもあるが、デジタル庁が金銭の支払いや、個人情報・口座情報の入力を求めることはない。
デジタル庁の調査では、公金受取口座の登録ミスは全国で748件発生していたことが分かっている。あえて家族名義の口座を登録したと思われるケースは約13万件あったという。
マイナポータルの公金受取口座登録ミス748件 デジタル庁が調査 “家族口座”の設定事例も13万件発見
相次ぐマイナカード関連ミス デジタル庁がFAQページ公開 問題の原因や問い合わせ先を説明
今度はマイナポータルで公金受取口座の誤登録 福島市で4件発生 デジタル庁「登録済み口座を総点検する」
マイナカードをなくしたら、具体的に何をしたらいいの?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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