「エンジニャー」「ミャーケティング」「デザイニャー」 職種がネコなITスタートアップ、いったい何者?
「エンジニャー」「ミャーケティング」「デザイニャー」──突然にゃーにゃー何事かと思うかもしれない。実はこの文言、全部ある企業の求人情報などに載っている職種の表記だ。嘘じゃない。本当に「機械学習エンジニャー募集!」と書いてある。
この求人を掲載しているのは、東京都渋谷区のITスタートアップ・RABO。IoT機能を持つ首輪でネコの活動を監視できるサービス「Catlog」などを提供しており、8月までに累計21億7000万円を調達している。ネコに関連するサービスを提供しているから、“ネコ推し”な求人を掲載しているわけだ。
同社のネコへの本気度は半端じゃない。語尾をネコにするだけでは飽き足らず、求人の中身もネコの話題がいっぱいだ。福利厚生には「猫様と働けます」「ちゅーる食べ放題(猫様向け)」「ペットの忌引き」の文言。社員の中には「エンジニャー」「ミャーケティング」「デザイニャー」といった表記を、そのままイベントに登壇する際などの肩書きに使う人もいるという。
同社によれば、求人をネコ推しにしているのは「“猫様専用”と振り切った事業及びプロダクトであることを強調し、そのエッジの角度に興味を持つ優秀な人を採用するため」(『猫様』は原文ママ)という。
「優秀な人は、必ずどこかフォーカスした強みや一種の執念を持っている。もちろん、“猫様”と暮らしている方や猫様が好きな方は、きっと事業への理解・共感をしやすいだろうというのもある。逆に猫様と暮らしていなくても、当社の事業やプロダクト、提供している価値などどこかにピンと来て応募してもらうことも多い。あとは、こうした『真顔で変なことを言う』という、猫様のような雰囲気にピンと来る人は、カルチャーフィットしやすいというのもある」(同社)
とはいえ、求人・転職というのは、企業にとっても人材にとっても重要なものだ。あまりくだけたものにしすぎると、逆に欲しい人材・優秀な人材に“引かれてしまう”かもしれない。しかしRABOにおいては、欲しい人材を集めるのにきちんと役立っているという。
「ありがたいことに、非常に多くの反応をもらっている。最近では、元々お客様だった人が、当社のリクルートページを更新し続け『ついに自分の応募できる職種が出た!』と応募してくれたこともあった。ただし、採用においては単に『猫が好き』『猫を飼っているから』というだけではなく、当社の事業やプロダクトに対し、それぞれの切り口で明確に共感する軸やロジックがあるか、という点を大事にしている」(同社)
ちなみに、RABOの企業公式サイトからはネコへのさらなる想いがうかがえる。基本理念は「すべては、猫様のために。」を掲げる。社員紹介には、CDOより先にCEOの飼い猫が載っている。しかもCCO(Chief Cat Officer)の役職付き──と、想像以上に“ネコ狂い”だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
PHPに「緊急」レベルの脆弱性2件 修正版を日本時間21日深夜に公開へ、事前準備を呼び掛け
-
2
人に注射を打てる「サイボーグゴキブリ」の群れが、がれき下の被災者を救助? 実験成功率72%
-
3
「侵入経路塞いだが、バックドアから……」不正アクセス105時間の攻防、分単位で報告 防災メールのアルカディア
-
4
PHP緊急脆弱性「php2shell」パッチ今夜11時公開、その前にできる対策は……GMO系セキュリティ企業が提唱【更新】
-
5
AIに200万円渡してネットショップを1年運営させてみた──Alibabaの研究者らがシミュレーション 資産14倍の例も
-
6
認証局eMudhraの中間証明書、秘密鍵が「数ミリ秒」で復元可能な脆弱性 大手各社が緊急遮断
-
7
NECの委託先にサイバー攻撃 正規アカウント悪用し顧客のサーバ暗号化、個人情報の漏えいも
-
8
ソースネクスト、パスワードなぜ平文で流出 「暗号化していたが、鍵にアクセスできるシステムに侵入された」
-
9
スクエニアカウントに不正ログイン、他社で流出の情報使用か 全アカウントのパスワード強制リセットも視野に
-
10
メドレー、不正アクセスで停止中のサービスを作り直して再開へ 従来システムは再稼働させず
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR