ITmedia NEWS >

理想的な「トラベルカメラ」かも コンパクトでバッテリー持ちも良好な富士フイルム「X-S20」荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/7 ページ)

» 2023年08月15日 12時10分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 シャッタースピードはメカシャッターで1/4000秒まで、電子シャッターだと1/32000秒。1/4000秒以上になると自動的切り替わるモードがあるのはすこぶる便利だ。

 なお、被写体検出を使うには被写体を自分で指定する必要があるが、今回から「AUTO」モードに限り「被写体自動検出」に対応している。

AUTOでミニカーを狙ったら自動的に「自動車」と判断されたのが分かる

 これはすばらしい。トラベルカメラというコンセプト的にもあってる。じっくり撮りたいときはPASMの各モードで自分であれこれ設定すればいいのだ。

 いつものガスタンクもオートモードで。

緑や青がきれいに出るのは富士フイルムらしいなと思う(15-45mm 15mm 1/1900秒 F5.6 ISO320)

 ISO感度は最高でISO12800で拡張でISO51200。

 夜の公園と団地をオートで撮影したらISO6400まで上がったが写りはとてもよい。

 ISO12800までなら問題なく使えるかと思う。

夜景作例(15-45mm 15mm 1/13秒 F3.5 ISO6400)

 さて今回は新しく発売される「XF 8mm F3.5 R WR」もお借りした。これがまた超広角(35mm判換算で12mm相当)ながら実にコンパクトでよいのである。

超広角の「XF 8mm F3.5 R WR」を装着。超広角ながらコンパクトでX-S20と合わせても違和感ないサイズだ

 新宿駅西口地下から地上を見上げてみた。超広角じゃないと撮れない画角だ。

超広角作例を撮りたくなる新宿西口の地下ロータリー(8mm 1/680秒 F4 ISO320)

 ぐぐっと寄ると超広角ならではの極端なパースがついた写真も楽しめる。この8mm F3.5はVlogにもいい。特に自分を入れて撮りたいときはこの超広角は威力を発揮するのだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.