BL(ボーイズラブ)に特化したSNS「pictBLand」(ピクトブランド/ピクブラ)が不正アクセスを受け、ユーザーのメールアドレスやパスワードが流出した可能性がわかった。運営会社のGMW(名古屋市)が8月15日に発表した。被害範囲は明らかにしていないが、同サービスは累計130万ユーザーをかかえているという。
流出した可能性があるのは、pictBLandのログインメールアドレス・ログインパスワードと、関連サービスで、オンラインで同人誌即売会を行える「pictSQUARE」(ピクトスクエア/ピクスク)のログインメールアドレス、ログインパスワード、振込先口座情報、配送先住所情報。
他サービスで同じパスワードを使っている場合は変更を呼び掛けている。pictSQUAREの振込先口座/配送先住所情報は削除したという。
8月14日、pictBLandで不正なサイトが表示される不具合が発生。15日に全サービスを止めて調査していた。今後、警察などと相談する他、専用の問い合わせ窓口も設置する予定だ。
pictBLandは、完全クローズド・同好の士だけで楽しめる腐女子向けSNS。2013年にサービス開始し、2023年4月時点で累計130万会員、作品投稿数200万件を突破したと発表している。
pictSQUAREは、ドット絵で作られた2Dマップ上で、アバター姿で会話しながら同人誌を売買できる。コロナ禍によりオフラインイベントが縮小された2020年5月βサービスを開始した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR