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「永久不滅ウォレット」終了へ セゾン「永久不滅のウォレットという主張ではない」

» 2023年08月29日 17時30分 公開
[ITmedia]

 クレディセゾンは8月29日、2011年から続くポイント管理サービス「永久不滅ウォレットサービス」の提供を10月31日で終了すると発表した。以降は残高の追加や決済ができなくなる。終了の理由は「加盟店がほぼゼロになったため」という。

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 永久不滅ウォレットサービスは、セゾンカードを利用する中で取得できる「永久不滅ポイント」を使って買い物や資産運用などができるサービス。永久不滅ポイントは利用額1000円につき1ポイント付与され、有効期限がないのが特徴。

photo 「永久不滅ポイント」は引き続き不滅

 永久不滅ウォレットサービスでは永久不滅ポイントを100ポイントにつき450円のレートで残高に変換して、加盟店での決済やふるさと納税、投資、運用に使えた。11月1日からはポイントから残高への変換と、加盟店での利用ができなくなる。

 余った残高は2024年1月末までに、4.5円につき1ポイントのレートで永久不滅ポイントに再度変換できる。加盟店での決済は10月末で停止するが、ふるさと納税や投資、運用は1月末まで可能。

 名前に「永久不滅」と付くサービスを終了する点について同社に尋ねたところ、「永久不滅ポイントの関連サービスということで名称を付けているので、永久不滅のウォレットであるという主張をしているものではない」(クレディセゾン)とコメントがあった。

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