光インターネット回線「NURO光」のX(Twitter)広告が9月4日から物議を醸した。女性キャラクターのイラストが掲載されている同サービスの広告が、とあるイラストレーターの作品を無断使用したものではないかと指摘されたためだ。なお「NURO光」運営元のソニーネットワークコミュニケーションズは、イラストレーターに対し謝罪しており、使用料の支払い含めすでに解決している。
問題の広告は、NURO光の「超高速10ギガプラン」を宣伝するもの。広告には女性キャラクターのイラストが使用されており「\推しへの愛が止まらないっっっ/」との文言が添えられていた。
無断使用されたイラストレーターはX(Twitter)でこれを指摘。広告ではもととなったイラストからキャラクターを切り出した上で、左右反転させ色味を変えるなどの加工を施したものを使用していた。
イラストは作者が8年前に制作したもので、有料素材サイト「Shutterstock」などに無断で転載されていたようだ。作者はXで経緯を報告。ソニーネットワークコミュニケーションズは、イラストを広告代理店経由でShutterstockからロイヤリティーフリー素材として購入し、広告制作で使用したとの説明があったという。同社はイラストレーターに謝罪の上、使用料の支払いを申し出たとしている。
ITmedia NEWSがソニーネットワークコミュニケーションズに確認したところ「社内にて掲載時の状況確認と対応を進めております。該当の広告は8月28日より配信を行い、9月4日午後4時時点で停止しました。お相手さまがあることですので、これ以上の回答は差し控えさせていただきます」との回答があった。
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