デジタル庁の事務方トップ「デジタル監」に就任した石倉洋子さんが、画像素材サイト「PIXTA」の画像を自身の公式サイトに無断転載していた可能性があることが分かった。同サイトを運営するピクスタの伊藤遼執行役員が9月3日、石倉デジタル監のTwitterアカウントとデジタル庁に抗議。石倉デジタル監は「私の不注意だった。大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。
発覚の経緯は、ニュースサイト「Buzzap!」の記事。石倉デジタル監の公式サイトに「素材サイトの透かしやURLの一部が埋め込まれている」とし「サンプル画像をそのままつかっているのではないか」と指摘していた。複数の素材サイトから商用画像の無断転載を確認したとしている。
ピクスタの伊藤さんは、PIXTAの利用規約に違反しているとして、石倉デジタル監本人に経緯の確認などを求めた。PIXTAは原則として有料の素材サイト。「無断使用など不正な使用が発覚した場合は著作権侵害および規約違反となり、別途賠償金・違約金などが発生する」と記載している。
これらを受け、石倉デジタル監は自身の公式サイトを一時的に閉鎖するとともに、公式Twitterアカウントも一時非公開に。その後、Twitterアカウントに関しては非公開を解除した(9月3日午後3時10分時点)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR