KDDIは9月5日、大規模言語モデル「GPT-4」などを含む、Microsoftの生成AIサービス「Azure OpenAI Service」の法人顧客向け提供を始めた。今後、導入時のコンサルティングから設計、構築までトータルでサポートする計画だ。
Azure OpenAI Serviceは、「GPT-3.5」「GPT-4」と、画像生成AI「DALL-E」、テキストを数値ベクトル形式に変換し、テキストの類似性を促進できるモデル――の4つの生成AIモデルを利用できるサービス。
法人が利用する際の技術的な支援を行う他、「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」など閉域網とセットで利用すれば、高セキュリティー環境下で生成AIを活用でき、企業データなどが外部に漏えいするリスクがなくなるとしている。
同社は2023年5月から社員1万人が、生成AIチャットサービス「KDDI AI-Chat」を実務で活用。ノウハウを蓄積してきた。こういった知見を生かし顧客のサービス導入や活用方法を支援するとしている。
同社は今後も、生成AIを提供するさまざまなパートナーと連携していく計画だ。
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