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外へ“ひと狩り”行きたいけれど……「モンハンナウ」プレイしたマンガ家が感じた不安と不満サダタローのゆるっとマンガ劇場(1/6 ページ)

» 2023年09月24日 10時14分 公開
[サダタローITmedia]

 米Nianticからスマホ用アプリ「Monster Hunter Now」が登場しました。現実世界を歩き回って楽しむ位置情報ゲームというものをあまり遊んでこなかったボクも、運動不足解消のためにプレイしてみましたが、個人的には少し微妙な印象です。

「Monster Hunter Now」© 2023 Niantic. © CAPCOM CO., LTD.

 モンハンの最大の魅力はなんといっても、大勢で巨大なモンスターを狩ることです。今作ではタップで攻撃、スワイプして相手の攻撃を回避というシンプルな操作で狩猟を楽しめます。近くのプレイヤーと共闘もできて、モンハンシリーズの狩猟の楽しい部分を、うまくスマホゲームに落とし込んだと思います。

 一方、その狩猟のために、路上でいちいち立ち止まらなくてはならないのはかなり苦痛でした。“歩きスマホ”はしたくないので仕方ない部分でもありますが、日中の人の多い場所ならまだしも、夜遅いとはた目に不審者っぽくないか、おじさんハンターは不安になります。

 今回は田舎に帰省した際にもモンハンナウで遊んでみましたが、お目当てのモンスターや他のプレイヤーの数が減り、プレイするのはかなり大変でした。まんがの方で詳しく触れていますが、この地域格差は地方に住んでいる人にとって致命的かもしれません。

 プレイ自体は楽しいのに、そのために路上で立ち止まらなければならないストレス、そして田舎では人が集まりにくいという課題。モンハンで最も楽しい「狩猟」は、位置情報ゲームの課題といわれる部分と見事に重なってしまいました。今後のアップデート等でどのように変わっていくのか、個人的には少し様子を見たいと思います。

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