中国GPD Technologyが開発したポータブルゲーミングPC「GPD WIN Mini」の国内正規版が、12月下旬に販売される。正規代理店の天空が取り扱うもので、価格は11万5100円からとなる。
GPDといえば超小型PC「UMPC」が再び盛り上がるきっかけとなった立役者の一人であり、ゲーミング含めさまざまな種類の小型PCを世に送り出してきた。GPD WIN Miniは、AMDの「Ryzen 7 7840U」「Ryzen 5 7640U」というパワフルなプロセッサーを搭載しつつ、初代「GPD WIN」や「GPD WIN 2」の特徴だった小型クラムシェルというスタイルに回帰した新商品となる。
CPUは先述の通りRyzen 7 7840U/Ryzen 5 7640Uを採用。どちらもマイクロアーキテクチャに「Zen 4」を採用し、前者が8コア、後者が6コアを搭載。GPUも最新の「RDNA 3」でそれぞれ12CU/8CUを搭載する。7840Uの基本スペックは、ポータブルゲーミング用プロセッサ「Z1 Extreme」と同じだ。メモリはLPDDR5 6400で4チャネル接続に対応。16〜64GBから選択でき、VRAMも最大16GBまで割り当て可能という。ストレージは512GB〜2TBから選択できる。
液晶は7インチのフルHDで、120Hzの高リフレッシュレート、500ニトの高輝度に対応。キーボードはバックライト付き。インタフェースは、USB4、USB 3.2 Gen 2、microSDカードスロットの他、OCuLink(SFF-8612)を搭載。ポータブルeGPU「GPD G1」とPCIe 4×4で接続でき、グラフィックス性能を引き上げられる。DTS:X Ultraに対応したスピーカー/イヤフォンジャックも用意する。
ゲーミングパッドとして、ホール型ジョイスティックを採用する他、L1/R1、L2/R2ボタンを内蔵。ジョイスティック押下によるL3/R3、カスタムキーによるL4/R4も利用でき、WinControlsツールと連携してワンクリックでのコンビネーションキーを実現するとしている。また、デュアルリニアモーターによる振動フィードバック、3軸重力感知/3軸ジャイロスコープなども採用している。左右ジョイスティックの中央にはトラックパッドを内蔵する。
価格は、7640U/16GB/512GBで11万5100円、7840U/32GB/512GBは14万3700円、7840U/32GB/2TBは16万8000円、7840U/64GB/2TBは19万2400円。先行予約で最大5000円引きする他、専用グリップアダプター、専用ケース、液晶保護シート、GPDロゴ入り液晶クリーナーをプレゼントする。
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